開業時、専門分野や対応業種を決めて、そこが事務所のお客さんですと顧客にアピールしない限り、差別化の一歩は踏み出せません。
開業当初や開業前ですと、自分が今後特に力を入れて対応したいというものを決めてください。経験の浅い分野よりも、今まで関わって来た分野や、取り組みやすい分野というものを掘り起こして決めていくのがよろしいかと思います。
対応業種については、「その業界の事に詳しい」ということが顧客からの評価に繋がりますので、今まで対応してきた業種の中から決めていきます。
当社の場合、「顧客は士業のみです」と宣言した瞬間から、ホームページ上では士業対応専門となりました。今後弁護士専門、税理士専門になることはあっても、対象が広がる事はないでしょう。
これは極端な経営戦略ですが、「○○○業の方はご相談ください」とするだけで弁護士事務所の差別化ははじまります。お会いする時にはある程度期待を抱いて会いに来る事になりますので、ご自身が今まで多く関わった業種を棚卸しして決めるということになりますが、「特にありません」ということであれば、「実家が○○○業だったので○○○業の実態については詳しいです」と書いても結構です。その業界に親近感を持っている事が伝わるだけでも少し違ってきます。
コーポレートサイトに掲載する場合はトピックス的に専門分野・対応業種のページを作成します。当社でホームページを作成する場合は、お打合せを行う中で御事務所のテーマや方向性というものを見つけていくお手伝いをさせていただきます。